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2005年10月26日

2005/10/26

27:フランクフルトが見えてくる

27syuumei 表題の一文はもう11年前になるが、1994年11月15日付けで息子たちに送ったエッセーである。実はそれより更に遡る1989年の暮頃にふと私は、父は私の年齢の頃どんなことを考えていただろうか?と想像したことがあった。残っている一冊の歌集(短歌)を時に懐かしく開くこともあるが、他にはそれを知る手立てはない。そうだ。ワープロで時々己の「思い」を残すことにしよう。そう考えて約10年間に亘って毎月手紙に託して息子たちに送った。100編ほどのエッセーを受け取った息子が何を思ったかある時「親父、死んだらあれを本にしてやるよ!」と言う。側で聞いていたワイフが「費用は幾らぐらいかかるの?」と問う。「そうだな100万円か、いや200万円位はかかるかな?」と私。「可哀想に!そんな大金を出させてあなたはとても極楽なんぞには行けませんよ!」。薄給の息子を思いやって嫌みを言う。極楽でなければ地獄ということか?どうして二者択一なのか?それも気に入らない。 幸い今日では、その気になれば誰でも「blog」を持てる時代となった。私は賞味期限の切れかかったエッセーを味付けし直してblogに並べている。私が厚顔無恥の批判を辛抱さえすれば、息子に出版の負担をかけることはない。しかも私は、地獄行きを免れそうである。

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