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2006年8月13日

2006/08/13

58:カタカナ用語の難しさ

1:ビオトープとは何だObpcap
私の住む町の自治会から、8月12日に「ビオトープ池を開放する」という案内があった。自治会と市で共同管理している近所の公園内に併設してある池だが、日頃は安全のため柵で仕切って管理されている。
「ビオトープ池」とは何だろうか?その日は是非のぞきに行こうと思っていたのに、お盆用品の買い物の用事が出来て、結局ビオトープ池の説明会を欠席してしまった。この企画は夏休み中の子ども達のためのもので、8月中にあと2回開かれるということだったので、次回には是非参加しようと考えている。

ところで、ビオトープとは何だろうか?私のような一般住民、しかも年配の者には判りにくい言葉だ。勿論、この語に限らずイメージの湧かないカタカナ用語は多い。やむを得ず私はインターネットで検索することにした。

http://www.biotope.gr.jp/info/index.html
この、「日本ビオトープ協会」のHPには約355,000の訪問があり、皆の関心の高さが伺われる。この協会は、1993年(平成5年)4月に設立、全国に会員を有する協会ということで、決して新しい言葉ではないことが判った。
「ビオトープとは、多様な生物との共生の空間」、語源は「生命:バイオbioと場所:トポスtoposの合成語で生物の生息空間のこと」とあった。詳細はこのHPを覗いてみて欲しい。
その一部を引用させて貰うと、
「ちょっと前まではなかなか会話にも出てこなかった『ビオトープ』と言う言葉。今では誰もが違和感なく受け入れてくれています。
最初は環境保全や野生生物保護に取り組んでいる専門家の人たちが使っていた言葉のようですが、最近では、一般に広く言われるようになり、いろいろな意味で使われるようになりました。ビオトープについて多くの人が知るようになったのは良いことですが、今では意味がたいへん多様化しているようです。…では、もっと具体的にビオトープってなんだろうと考えてみましょう。

たとえば、シオカラトンボが卵を産み、ヤゴが育つ小さな池は、シオカラトンボのビオトープといいます。でも、トンボは小さな池だけで一生を過ごすわけではないので、成長段階や季節ごとに様々なタイプのビオトープが必要になってきます。すると、やごの小さなときの小さな池もトンボになってからの生息域も全てビオトープということになってきます。

そこで、もう少し大きく考えていくと、トンボが飛んでいく森林や湖沼、草地 河川 湿地 十湯 岩場 砂地なども、その地域に住むさまざまな生き物が地域固有の自然生態系を構築していればすべてビオトープといえるわけです。

このように小さなビオトープから大きなビオトープまで、また、比較的自然度の低いビオトープから、自然度の高い多様なビオトープまで多くの解釈がなされるようになってきました。

我が国でも多くの自然が破壊された今、残された貴重な生物生息空間としてのビオトープを保全したり、消失したところを復元、創出することがますます重要な社会活動になってきています」とあった。

「日本ビオトープ協会」は1993年来、このような社会からの要求に答えるべく活発に活動を展開しているところです…とあった。
この語の持つ大凡の思想、概念が判った。我々の子ども時代には、意識せずともあるいは努力せずとも存在した多様な生物との共生の空間が今日では如何に貴重なものであるかを思い知らされたところである。
しかし、こういう専門用語をもう少し分かりやすい日本語に置き換えられないだろうか? これが私の率直な気持ちであった。

2:「アダプト ロード」とは何だ?
この言葉も私の生息環境で時々目にする掲示板の文字である。例の「英辞郎(第二版)」にアダプト(adopt)とは
【他動-1】(複数の選択肢から~を)選ぶ、採用する、導入する
【他動-2】(議案・報告書などを)採択する、可決する、承認する
【他動-3】~を養子[養女]にする
【他動-4】(外来語として)借用する
【他動-5】(教科書などを)選定する
【他動-6】(習慣・態度などを)身に付ける
【他動-7】公認する、指名する
などがあったが、残念ながらこの便利な辞書でも意味が判らない。そこで「アダプト」をインターネットで検索したところ、「アダプトプログラム」が出てきた。その一つ、岡山の例を開くと、
http://www.pref.okayama.jp/doboku/dosei/adopt/outline01.htm
アダプト(ADOPT)とは、養子にすることです。
道路や河川など一定区画が、住民や企業によって、愛情と責任を持って清掃美化されることから、「アダプト(養子にする)」に例えられ、「アダプト・プログラム」と呼ばれています。
アダプト・プログラムの原型は、米国のアダプト・ア・ハイウェイ・プログラムです。
この市民が「みち」を養子にする仕組みは、1985年頃、米国テキサス州交通局(Department of Transportation)により始められました。
当時、州ハイウェイの散乱ゴミの清掃を行っていた州の交通局が、毎年15%~20%の割合で増え続ける清掃費用に困り、市民に協力を呼びかけました。
市民グループや企業の人たちが道路を養子にするという新しい発想のプログラムに賛同し、活動が始まったものです。

世界に広がりつつあるアダプト・プログラム :
以来、このプログラムはアメリカ国内にとどまらず、カナダ、メキシコ、プエルトリコ、ニュージーランド、オーストラリアなどにも普及し、130万人もの人たちが参加していますとあった。

日本全国の現状については(2002年9月現在ではあるが)次のサイトに詳しい。
http://www.enjoy.ne.jp/~myroad/torikumi.html
即ち、日本国内でも、1997年から愛媛県今治市及び徳島県神山町で導入されたのを手始めに、全国各地で導入されるようになり、現在、101の地域(団体)でアダプト・プログラムが実施されています((社)食品容器環境美化協会調べ)と。
北海道から九州まで各地で取り組まれている。その詳細はこのサイトで見ていただきたい。

インターネットのお蔭で今日、大抵の難解な用語も居ながらにして解明出来ることは嬉しい。とはいえこういうカタカナ用語が、「直感的に理解できるやさしい日本語に何故翻訳できないものであろうか?」という思いは消えない。(2006.08.13)

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