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2008/01/10

No.67 2008年新年雑感

「新年の誓い」を立ててその目標に向かって邁進するなどの必要のない私である。しかしあえて誓いを挙げれば「日頃疑問に思っていることは徹底して追求して行く」ということである。080101

一日の天声人語(朝日新聞)欄に(一般に)「昔話を、それも『良き時代』を語り出せば成長は止まるという。だが、語りたい、語るべき過去があるのはいい。…」とあり、同感。先ずはそこらあたりから書こうか。
亀の甲より年の功だ。私もその「古き良き時代」に育った人間として少しはいわせてもらおうか。「旗日」になぜ国旗を立てないか?私は元旦には必ず国旗を立てている。それが日本人としての私の誇りであり、我が家の古き良き習慣である。こういった文化は変わって欲しくない。しかし最近近所でも滅多に旗を見ない。消防署と交番くらいである。
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お節料理の習慣については、我が家も少しずつ変化している。老齢化に伴い昨年から近所の料亭のおせち料理を購入している。結構おいしい味付けで満足している。
食品の冷蔵・冷凍技術のおかげで、いわゆるお節料理といわれるような「日持ち」を第一に考えねばならぬ料理も、年末に張り切って作っておくという必要は少なくなった。しかしこのお料理は結構手がかかる。この食文化が変化して行くことは淋しい気もするが、やむを得ないことでもある。
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昨年は「…品格」と「偽」の話題で終わった。「偽」については今更書く気にもならない。後味の悪い事件であった。競争の激化が主原因ともいえようが、「偽」の根源にあるものこそが「品格」の問題かもしれない。
しかしそういった「品格」の回復に「武士道精神」を…と藤原正彦先生が書いていることについては如何なものか?
昨年11月、小豆島の「24の瞳」の映画ロケ教室で見た昭和3年当時の小学校1年生の時間割には、「修身」が週に5時間もあった。当時徳目教育は徹底していたといえよう。徳目の教育を武士道精神から学ぶことは有るまい。この問題は次回に新渡戸稲造著「武士道」の読後感で私見を述べたい。

元旦のNHKラジオ第一放送で「21世紀日本の自画像、変わる世界と日本の10年戦略」と題した財団法人日本総合研究所会長寺島実郎氏と慶応義塾大学金子(勝?)教授の対談を聞いいた。含蓄のある種々の提言を一口で表現することは出来ないが、記憶に残っている点は、    
世界の経済システムはこの10年(日本のバルブ崩壊の頃から)劇的に変化し、資本主義の一人勝ち状態となっている。
対立軸が無く、組合への加入率も20%程度で、労働組合運動は機能していない。
そういったシステム的課題を根的に改革すること無しには、年収200万円というようなフリーター問題は解決しない。
また、自動車産業に次ぐ裾野の広い産業の出現が必要といったような主旨の討論もあった。

私は、フリーター問題は個人的資質の問題、例えば「ハングリー精神」の欠如など戦後教育に原因があるのでは?と考えていたが、そう簡単な問題ではないことを示唆した対談であった。社会、経済のシステムの問題点についても今後考えて行きたい。(2008.01.10)

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投稿: みんな の プロフィール | 2008/01/19 17:29

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祭日や式典で日の丸を掲揚するときのさおの先には、金色のタマがあります。この金色のタマは、「頂華(ちょうげ)」といいます。ちなみに、さおと頂華の間にあるものを木冠といいます。 [続きを読む]

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